ウィッグを選ぶポイント

実際に医療用ウィッグの購入を決めた方も、その種類が多くてどれがいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。ここでは簡単な選ぶポイントをいくつか上げてみましょう。

医療用かつらには既製品のもの、セミオーダーのもの、オーダーメイドのものとタイプがありますが、どれが良いのでしょう。もちろん費用面を考えればオーダーメイドが高額になってきますが、自分の頭によりフィットしたものを購入したいのであれば、オーダーメイドのウィッグがよいでしょう。しかし作るのには少々時間がかかるため、今すぐ購入したいという人には向きません。すぐに必要な方は既製品やセミオーダーの製品を選んでみてはいかがでしょう。

また脱毛範囲によっても選ぶウィッグが変わってきます。抗がん剤治療などで広範囲の髪が抜けた場合はすべてが覆える全体のウィッグがいいでしょう。円形脱毛症の場合でも同じところだけではなく抜けるところが動くこともあります。自分の脱毛の範囲でも合うウィッグを選びましょう。

前述したとおり、安全性でみるならIS規格の医療用ウィッグを選んで間違いないと思います。店頭に行って実際に選べるかもポイントの一つです。近くに店がない、事情があって外に出られない場合でも通販やネットショップで購入もできます。

価格と保険

医療用ウィッグを検索してみると、その値段の高さに驚いた方もいるのではないでしょうか。そのため実際に買おうと思った人は、医療用ウィッグは健康保険が適用されるのか、と考える人が多いようです。健康保険が適用されるのは診療費や入院費、手術費など限られています。その中に残念ですが医療用ウィッグは含まれません。直接的に病気を治すものではないので、健康保険は適用されません。

では保険は無理でも医療控除の対象にはなるのでしょうか。結果から言うとそれも難しいです。医療器具にも定義があり、医療用ウィッグが医療器具として認められるかは難しいようです。そのため医療器具の費用として税金から還付されることは厳しいのです。しかし厳しいだけであって、できないというわけではありません。実際に医療用ウィッグで医療控除を受けられたケースもあります。それは医師の判断で医療用ウィッグが必要だとされた場合で、こうなると医療器具として認められます。

また山形県では、抗がん剤治療の患者の社会復帰を支援するために、医療用ウィッグを買うお金を補助する制度が全国で初めて決まりました。抗がん剤治療で脱毛に悩む人も、医療用ウィッグは高額なため購入に困るようです。こうした制度は全国の患者さんの役に立つでしょう。

医療用のかつら

医療用のかつらがあるのをご存知でしょうか。これは様々な医療の用途で使用されるかつらのことです。例えば円形脱毛症の方や抗がん治療をされている方が髪を覆うのに使用されます。では医療用のかつらとはファッションを目的とするかつらとなにが違うのでしょうか。ここでは医療用のかつらについてご紹介します。

医療用のかつらは医療用ウィッグと呼ばれます。2015年に医療用ウィッグはJIS規格が制定されました。この規格では洗濯や汗の堅牢度の試験方法から頭皮に直接触れる部分のパッチテストの皮膚刺激数まで細かく定められています。この基準を満たしたものが医療用ウィッグであり、ここがおしゃれを楽しむ目的で作られたウィッグとの大きな違いです。JIS規格の満たしたウィッグは確かに安心性・安全性は保証されますが、必ずしても見た目に違和感のないものであるとは限りません。医療目的で作られたかつらはたくさんあります。自分が何を重視するかで選らんだ方がいい場合もあるでしょう。医療用ウィッグはオーダーメイドで作ることもできます。円形脱毛症などは繰り返すこともあり長くかつらを使い続ける人もいます。そのような方には自分の希望通りのウィッグが作れるオーダーメイドは良いかもしれません。しかしオーダーメイドになると少々値がはるのがネックになるでしょう。医療用ウィッグは高額なものが多いのです。

ここからは医療用ウィッグの価格と保険についてお話します。